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【Audibleもおすすめ】併読スタイルで効率の良い読書体験を

現在、書店に収益化をもたらす電子書籍を研究開発しております。

研究のリサーチのなかで、書店員さんや読書好きな皆さんに話を聞いていると、たくさんの本に触れていて、読書方法として併読するという手法を取っている方も見られました。今日はその手法を紹介します!

併読スタイルで効率の良い読書体験を


本を購入したら、その本を読み終える前に次の本を手にしますか?

私は同時に読むことが多いです。あれもこれも。。。と読み進めていて、今日はそのポイントを解説したいと思います。

「併読」とは、複数の書籍を併せて読み進めることです。同時と言っても目は一つしかありませんから、途中まで読んでは、また別の本を読む、といったように時間帯によって複数の書籍を読み分けることを指します。

本来の「併読」とは、内容的に同じテーマの書籍を併せて読み進めることで理解を深めていく手法を指します。

ここでは、少し自由な解釈で、内容はともかくあれも読みたい、これも読みたい、と言った性格の方向けに複数の本を同時に読む際のポイントをお伝えしたいと思います。

併読って良くないんじゃない?

複数の本を同時に読んだら、、、
「頭に入らないんじゃないか?」
「続けて最後まで読まないと、話が途中で途切れてしまうし、最悪飽きてしまい最後まで読めない」
など、マイナスな点が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

ただ、よくよく考えてみれば、買ったにも関わらず途中で離れてしまう書籍は、ご自分とそこまで相性の良い書籍ではなかった可能性が高いです。

内容に集中できず、飽きてしまった書籍については、いったん置いておき、また出会うべきタイミングまで寝かせておいてもいいのではないでしょうか。

そうすることで、数ある書籍の中から次の一冊にも出会う事ができます。合わない書籍を読み続けるのは結構苦痛も伴いますので、集中できない書籍はいったん読書を休むことも有益です。

多くの読書体験を通じて、ストレスある状態で最後まで読んで、最後の一章で非常に有益な読書体験になった!という事例は少ないかと思います。私も数百冊読んできて、そんな体験は身に覚えがありません。

次々に新しい著者の書籍を手にしていき、なるべく数多くの書籍に触れることで自分に合った本とである確率を上げていきましょう。

そこで、本と数多く出会うために、今回の併読スタイルがおすすめです。

併読の3つのポイント

併読にはいくつかポイントがあります。一つずつ解説したいと思います。

書籍のジャンルを分散する

併読の一つ目のポイントは、書籍のジャンルを分散することです。

分散のルールのポイントとして、以下の2種類を意識して分けると良いでしょう。

・小説などの文学作品やライトノベルなどの物語性のある長編のもの
・ビジネス書やエッセイ本など、テーマごとに区切ることができるもの

例えば、歴史小説を読みつつ、自己啓発本を読む、と言った様に併読します。この例では、歴史小説の世界に没入し物語楽しむかたわら、別の時間帯には自己啓発本で自己研鑽に励む、と言う様に書籍を両立することができます。

悪い例として、例えば、ミステリー小説を読みつつ、恋愛小説を読んだ場合、2つの物語の世界観が脳で混在してしまい、集中しにくくなります。

一方でビジネス書などの短編で構成されているもの同士は、併読することでも意味が通じます。マーケティングの知識を得つつ、マインドフルネスの研究をするなど、それぞれ別テーマの知識を少しずつ深めることは自然に可能です。

併読のポイントの一つ目は、物語性のあるものと、短い節ごとに解説が完結している様なビジネス書などを分けることです。

最低限、物語性のある書籍は一冊ずつ手に取る様にされると良いかと思います。

読む環境ごとに書籍を分ける

併読の二つ目のポイントは、読む環境ごとに書籍を分けることです。

寝る前に読む本と、移動中に読む本とを分けるなど、読む環境ごとに分けることで自然に併読することが出来ます。例えば下記のように読む本を分けることもできます。

・移動中に読む本
電車の中で読む本を常にカバンに入れておく、などする事で他の時間帯と分けることが出来ます。

・寝室で読む本
ベッドの枕元にだけ置いておく本を決めることで、「寝る前にはこの本を読み進める」と言うように分けることができます。

・自宅と職場で分ける
自宅用と職場用で読む本を分けることも効果的です。自宅では小説を、職場ではビジネス書を読む、などと分けること事も有効です。

・カフェで読む本
カフェでの読書は贅沢で至福の時間です。BGMや雰囲気も相まって読書に集中できるという方は多いようです。カフェで読むための本を分けてみることで、普段と違った本や、なかなか手が使った本に挑戦するような

・お風呂で読む本
防水の電子端末を使って、入浴中も読書の機会にすることが出来ます。スマートフォンは防水仕様が一般的となりました。Kindle PaperWhiteは、防水であることに加え、スマートフォンのように直接バックライトを瞳に照射しないため目にも優しい仕様です。

このように、様々な生活環境の各シーンで読む本を分けることで、1日のうちに複数の本を同時に読み進めることが出来ます。私は、隙間時間にKindleアプリで読み進めることが多かったりします。

家族を連れてコンビニやスーパーに買い物に行くのですが、子供がお菓子を選んでいる3分間とかでスマホで読書をちょこっと進めたりしています。物語性のある書籍は難しいですが、エッセイ本やビジネス書の一節を読む分には効果的です。

Audibleを利用する

併読の三つ目のポイントは、Audibleを活用し、「耳も使って読む」ことです。

Amazon のサービスAudibleは、音声による書籍朗読サービスです。本来ならば本を開くことのできない時間帯もフル活用できます。

僕の場合は、家事の最中や作業用BGM代わりに、はたまた車の運転中のラジオ代わりに聞くことにしています。

Audibleは対応している書籍だけにはなりますが、ラインナップも多く、かなり厚めの教養書なども対応しているため、紙で読むのはちょっとしんどいな、という種類の書籍をAudibleで聞くようにしています。

まずは無料体験でどういった感覚か試すことが出来ます。耳で読むなんてちょっと違うな、と思っていましたが、実際利用してみると意外にも抵抗なく利用できました。

ぜひ、下記のリンクから無料登録してみてください。好きな本をこの機会に1冊読んで(聞いて)しまうのも手ですよね。

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まとめ

このように、以下の3つのポイントを押さえて工夫すると、複数の本を同時に読み進めることが出来ます。

・書籍のジャンルを分散する
・読む環境ごとに書籍を分ける
・Audibleを利用する

たくさんの本を読むことのメリットは、自身の好奇心を満たすことが出来る点です。気になる小説や実践書など、時間があったら読みたい、と思っていた本に早く取り掛かることが出来ます。また、現代社会では、日々学び続けなければ情報弱者として不利益を被ることが多くあります。読書を通じて教養を身につけたいものです。

好きな本がいくつかある方や、長年読書されていない方も、思い立ったが吉日、気になる本をぜひ手に取ってみては如何でしょうか。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

ではまた。